日常に活かすヨガ哲学シリーズ
人の悩みのほとんどは、人間関係だと言われています。
人にはいろんな性格があって、いろんな役割があって、折り合いをつけるのなんて難しいよ!と、一度くらいは悩むことがありますよね。
ヨガでは〝調和〟を大事にしています。
自分と合わない人がいる時、ヨガの先生達はどうしているのか?をお話しします。
その場所から離れる
物理的に離れられるなら、離れることをおすすめします。
通っている習いごと、ヨガスタジオを変える。部署移動や転職など、仕事を変える。合わないと感じている人がいるグループから離れる。などです。
一見「それができれば苦労しないよ!」という感じですが、シンプルに一番効果があります。
環境を変えましょう。
よく知られている例えは、「あなた自身は白くまなのに、サバンナで暮らそうとしていないか?」です。(こんな感じだったかな?)
必ずあなたにちょうどいい環境はあります。
環境を変えても、同じような原因で人間関係が辛くなってしまう時は、自分の中の原因を探ってみるのもオススメです。自分の行動や考え方について、いい悪いとジャッジせず、客観的に見つめます。
自分に集中する
私は私、あなたはあなたです。相手と自分は別の人間だということを大前提に、自分の役割について考えます。
何のためにこの環境にいるのだろう?
離れられないのは、いつまでだろう?
期限のあるものなら、そこまで耐えた後の自分の姿をイメージします。
ほんとうは、どうしたいのか?
つらい事の正体を、客観的に眺めてみる
今、自分が辛いと感じているのはなぜだろう?とあえて深めてみます。例えば、怒りの感情は、本当は自分が大事にしたかった価値観が傷ついた時に起ります。
- 自分が大事にすべきことがわかる
- 本当はそうしたかったのだという事実を認める
意外なことに、環境にそのもの原因があるのではなく、自分が過去に経験した何かと今が繋がって、辛さを感じてしまっている可能性もあります。辛いことがあると目を背けたくなりますが、怖いことはあえてしっかり見つめると、自分の大事な価値観が分かってきます。
気持ちの整理中に感情が溢れ出して怖く感じるときは、信頼できるセラピストの方やヨガの先生などに手伝ってもらうのもいいと思います。
さいごに
自分が我慢してまで、人と合わせる必要はありません。
自分には、自分のペースがあります。大事にしたい価値観も違います。
大事なことは、自分がどの部分に辛さを感じているのか?
辛いということは、今傷ついているということです。まずは、自分を癒してあげましょう。
リフレッシュして、余裕ができてから、しっかりと自分を見つめる。
無理に相手に合わせようとせず、自分の居心地のいいところを探してみてください。